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技術・開発

2011/11/09

5000トン自由鍛造プレス機が稼動

 

 

 山陽特殊製鋼株式会社(社長 藤原信義、本社姫路市)は、5000トン自由鍛造プレス機を新設し、11月9日に竣工式を実施しました。

 今回の、5000トン自由鍛造プレス機の新設は、特に風力発電機用や産業用に使用される大型ベアリングなどの市場拡大に対応するもので、対応サイズの拡大により、新たな需要獲得を狙います。
 また、既存の1500トン、3000トン自由鍛造プレス機とあわせて、当社のプレス機は3基体制となりました。
 

 COを発生させない、クリーンなエネルギー源として、高い注目を集めている、風力発電。近年、世界規模で設置台数が増加するとともに、発電機本体の大型化が進んでいます。
 大型ベアリングは、風力発電機内部の主軸や増速機、風向きに合わせてタワーを回転させる部材などに使用されており、素材の軸受鋼に大型化のニーズが高まっています。
 また、風力発電機は基本的にメンテナンスフリーであるため、部材には高い耐久性が求められます。当社は「高信頼性鋼の山陽」として、高い信頼性のある製品を提供し続けており、特に軸受鋼では国内シェアNo.1の実績を誇ります。


 当社は、第8次中期経営計画(平成23~25年度)の中で、「新興国の需要拡大や低炭素社会の進展に伴う需要構造の変化の把握と的確な商品開発・市場投入」「環境に優しいモノづくりの追求」を重点課題として掲げています。
 

 当社は、風力発電機用の大型軸受用鋼等、低炭素社会を支える高機能商品群を整備し、需要家に提供することで、低炭素社会の進展に貢献してまいります。
 
  5000トン自由鍛造プレス機

以上



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