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経営成績概況

決算に関する定性的情報
(1)経営成績等の概況

 当期(2020年4月1日~2021年3月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、社会経済活動が制限されたことなどに伴って厳しい状況で推移しました。先行きにつきましても、感染の再拡大が内外経済に与える影響に加え、米中対立が海外経済へ及ぼす影響などにより、予断を許さない状況にあります。
特殊鋼業界におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、上期の特殊鋼需要は大幅に低下しました。下期に入り自動車関連を中心に回復しましたが、特殊鋼熱間圧延鋼材の生産量は前期を下回る水準となりました。
このような中、当社グループの売上高は、売上数量が新型コロナウイルス感染症の影響により減少したことなどから、前期比517億31百万円減の2,107億21百万円となりました。利益面では、雇用調整助成金制度を活用した休業の実施等の緊急収益改善対策の効果、当社および国内連結子会社の有形固定資産の減価償却方法を定率法から定額法へ変更したことによる減価償却費の減少、鉄スクラップを中心とする原燃料価格の低下、変動費コストダウンの実施などの増益要因はありましたが、グループ全体での売上数量の減少や鉄スクラップサーチャージの適用に伴う当社販売価格の低下などにより、経常損益は47億62百万円の赤字(前期は15億21百万円の赤字)となりました。親会社株主に帰属する当期純損益は、経常損失の計上に加えて、インドの連結子会社MSSSの固定資産の減損損失計上などにより、68億70百万円の赤字(前期は37億17百万円の赤字)となりました。

              
(2)今後の見通し

 新型コロナウイルス感染症の影響により大きく低下した特殊鋼需要は、自動車・産業機械等の主要需要業界全体で回復を続けておりますが、感染終息時期が未だ見通せないことに加え、主要原材料である鉄スクラップ価格の大幅な上昇や世界的な半導体不足による自動車生産の減少懸念などにより、当社グループの足元の事業環境は予断を許さない状況にあります。
次期(2022年3月期)につきましては、特殊鋼需要の回復を背景として、売上数量の増加が見込まれる一方、鉄スクラップ等の原燃料価格の上昇、緊急収益改善対策終了による固定費の戻りなどが予想されます。以上を踏まえ、次期の業績につきましては、売上高3,150億円、営業利益73億円、経常利益70億円、親会社株主に帰属する当期純利益35億円を見込んでおります。